拝啓、うつ病さま。

うつ病。元教師。離婚。シングルマザー。摂食障害。すべて実話。

十五夜

私はずっと太陽になりたかった。

太陽みたいに明るくて周りの人を元気にさせるような人に。

でも、なれなかった。

私には無理だった。

落ち込んだ。

がっかりした。

こんなはずじゃなかったのに…

どうしてこうなっちゃったんだろう…

何度もそう思った。


でも今になって、思う。

私は月がいい。

自分では輝けないけど、太陽から光をもらって輝くことができればいい。

周りに支えられて助けられて初めて輝ける。

私らしくていい。

そんな月を見て、人は想いを馳せる。

いろんな想いを。

きれいだなぁって感動したり、切なくなったり、物悲しくなったり。

人を明るくしたり元気づけたりする事はできなくても、そっと寄り添うような存在。

いいなぁ、そういうの。


いるだけでその場が明るくなるような人に憧れてたけど、実際はそんなにうまくいかない。

人生なんてそんなもんだ。

でも、私には私の、あなたにはあなたの存在する意味がある。

人生に無駄な事はひとつもない。

起こる事すべてに意味がある。

それをプラスにするかマイナスにするかは自分次第。

自分の考え方ひとつだ。



今日は十五夜

雨の日が続いて今日は無理かなぁと思ったけど、出てきてくれました。

ゆっくり月を見るなんて久しぶり。

きれいだなぁ。

ちょっとだけ幸せを感じる一時でした。