拝啓、うつ病さま。

うつ病。元教師。離婚。シングルマザー。摂食障害。すべて実話。

決意

私は普通にごはんが食べられません。

前にも書きましたが、もう10年以上になります。


太ることが何より怖い。

自分でも異常だと思います。


最低でも一日に4回は体重計に乗ります。

これは平日なので少ない方です。

休みの日は10回以上乗ってます。

100gでも減ってたらうれしいし、

逆に増えてたらものすごくへこみます。


それから、飲み物が飲めません。

カロリーのない水やお茶でさえです。

理由は、飲んだ分確実に体重が増えるから。

せいぜい口を湿らせる程度、もしくはうがいで

乗り切ります。


何か食べたら、体重を測りたくて

たまらなくなります。

でも仕事中はそんな事できないので、

なんとなくこれぐらい増えてるかな?と

自分で予想します。

帰宅して体重測って、自分の予想より軽いと

よっしゃ!って感じ。

予想より増えてると、はぁ...まじか....泣


嘘だと思いますか?

全部本当ですよ。

毎日毎日こんな感じです。

普通じゃないです。完全に病気。


私からしたら

どうして普通に三食ごはんが食べられるのか、

体重を測らないでいられるのか、

本当に不思議です。

怖くないの?って思います。



でも、もう疲れました。

たった100gに一喜一憂する毎日。

もう諦めてもいいかなって。

普通に三食ごはんを食べて、それで太っても

別にいいかな。

太る怖さより、体重ばっかり気にしてることに

疲れちゃった。

本当に、嫌になったんです。


だから、もうこんな生活やめます。

明日から、ちゃんとごはん食べます。


みなさんにとっては普通の事ですが

私にとってはものすごく勇気がいることです。


正直に言っちゃうと

本当はものすごく怖い

太りたくない

体重計乗って増えてる時のあの感じ

気持ちがものすごくどーんと重くなる感じが

本っ当に嫌だ

怖い

怖くてしょうがない



でも、今回こそは本当にやるって決めた

自分の人生を変えられるのは自分しかいないから

どうしようもなく怖いけど、ごはん食べます

本当は太りたくないんだけど、

でもたとえ太ったとしても

この生活から抜け出したい

体重にばっかりとらわれてる自分を変えたい


これが私の決意です

今の私は

教師だった時の私は

人の目ばっかり気にしていました。


自分がどう見られているか。

人と比べて自分はどうか。

出来ない人間だと思われたくない。

人に嫌われるのが怖い。

だから、自分の思ったことも言えない。


以前の私はこんなんじゃなかったのに、

いつからこうなってしまったんだろう....


仕事でもプライベートでもそんな風に

思っていました。

例えそれが親でも、仲の良い友達でも、

当時付き合っていた元夫でも、

やっぱり顔色を気にしていました。


そんな事ばっかりだったから、

毎日すごく疲れてしまって。

常に変なところに神経をつかってる感じでした。



今は、そんなに気にしなくなったかなーと

思います。

うつになったからというのもあると思いますが、

歳をとって図太くなったからかもしれません。

歳をとるのもいいものですね。

今の方がずっと生きやすいです。


うつになって教師をやめて、

もったいないとか失敗だとか人にいろいろ

言われてるのも知ってます。

周りから見たら、私は完全に負け組なんでしょう。

でも、そんなの人が勝手に思うだけで

私には関係ないです。


人にどう見られているかより

自分がどうありたいかを考える。

嫌われるのをこわがっていたら何もできません。

世の中の人みんなに好かれようなんて

無理ですから。



人生は勝ち負けじゃありません。

人が決めた幸せが自分の幸せではないんです。

大事なのは自分が幸せだと感じるられるかどうか。

だから私は私の決めた道を歩いて行くだけです。



前にテレビで、病気は神様からのプレゼントって

たことがあります。

ひょっとして、私のうつ病

人の目ばかり気にして生きずらそうにしていた

私へのプレゼントだったのかもしれないと

思うようになりました。

だからってうつになってよかったとは

まだ思えませんけど。



私を負け組だと思ってる人達を

いつか見返してやるぞ!って思いながら

また明日から頑張ります。

病気への偏見

うつだった時の話。


一番ひどい状態だった時、2週間に1度

病院に行ってました。

精神科の診察です。


前にも書きましたが、

私の主治医の先生はとてもいい人で

教師という仕事のこともよくわかってくれていた

ので信頼していました。


でも、そんなに信頼していた先生だったにも

関わらず、一時期ですが、診察室に入れない時が

ありました。


診察の一番最初に、

必ず「 ○○さん、 どうですか?」って

聞かれるんですが、

その質問に答えることができないんです。

何て答えればいいのか、わからない。

自分の状態を話すことができませんでした。


体調が悪いと予約していても

病院に行けなかったりしたんですが、

そういう時は、もっとひどいです。

「予約日に来れなかったみたいだけど、

どうしました?」って絶対聞かれる。

何て言えばいいんだろう...

医者からしたら当たり前のことを聞いている

だけなのですが、私にとっては恐怖の質問でした。


その質問がこわくて、答える自信がなくて

診察室に入れませんでした。

元夫の付き添いで病院には行けるんですが、

主治医と話すのは元夫だけ。

私は待合室で待っていました。


今考えると、なんであんな事してたんだろうって

思いますけど、当時は本当にどうしたらいいか

わかりませんでした。



一番うつがひどかった時の私は、

アパートでずっとひきこもり状態。

ごはんも作れない、掃除もできない、

なんとか洗濯機だけは回して洗濯物を干すのが

やっとって感じでした。


夜は、元夫が寝た後、こっそりアパートを

抜け出して、学校まで一人でドライブ。

もちろん中には入れませんけど、

校門まで行って泣きながら帰る...というのが

いつものお決まりのコースでした。


私はもうここには戻ってこれないんだっていう

どうしようもない絶望感っていうんでしょうか。

どうしようもない思いを抱えてアパートに帰る、

という感じでした。


でも、そんなにつらいなら学校に行かなきゃいい

のにって思いますよね。


さっきの病院での事もそうですが、

どうしてあんな事してたんだろうって今になって

思うことが結構あるんです。


たぶん、それがうつ病なんだと思います。


うつ病は心の病気だと思っている人も

多いかもしれませんが、

脳の神経に送られる伝達物質の働きが悪くなる

ことが原因の脳の病気とも言われているそうです。

もちろんストレスも大きな原因の一つですが。


自分がうつになってすごく感じたのは、

うつ病に対する偏見です。

うつ病になる=心が弱い と思ってる人が

まだまだたくさんいます。

でも、そうじゃないんです。

ちょっとしたきっかけで、誰でもかかる病気

なんです。

他の病気と同じようにきちんと治療すれば

良くなるんです。


私は職場の上司から、うつ病になったことを

『 人生の中の大きな失敗 』と言われました。

他の病気だったら、こんな事言うでしょうか。


今の日本の社会では、うつ病などの精神疾患

かかったら間違いなく出世コースから外されます。


まだまだうつに対する偏見は無くなりません。

うつになっても、病気と上手く付き合いながら

仕事だって何だって出来るのに。


私はうつになりましたが、とりあえず治って

今のところ元気に生活しています。

小さな一歩ですが、

うつになったってやれるんだぞ!っていう所を

いろんな人に見せたい。

そのために、このブログを書いています。


正しい知識は、人を救います。

どうか精神疾患に限らず、病気と闘う人達への

偏見が少しでも無くなりますように。


人にやさしい、世の中になりますように。

真面目って。

私は、人によく真面目だと言われます。

真面目すぎるって。

真面目って褒め言葉なんでしょうか?


自分では普通にしているつもりなんですが、

真面目だねって言われるのがすごい嫌なんです。


真面目だって言われ過ぎて、コンプレックスに

感じるようになってしまいました。


私は自分のこと真面目だなんて全然思いません。

本当はいい加減だし、ずるいし、つまらない人間

なのにって思ってへこんだりします。

本当、疲れるんですよね...

一時期は人と関わるのが嫌になってしまった

こともありました。

でも、誰かに相談できるわけでもなく

生きるのがつらいなぁと思っていたんです。


でも、今はだいぶマシになったような気がします。


きっかけは、通院していた精神科の先生が

言ってくれた『 真面目も個性です 』という言葉。

コンプレックスだと思っていた自分の嫌な所が

個性だなんて、驚きでした。


それからは、人に言われても

そんなに気にならなくなりました。


『 真面目だね~ 』って言われても、

『 そうですかー?自分では全然そんな風には

思わないんですけどねー 』

って感じで受け流せるようになったんです。

人付き合いがすごく楽になりました。


病気だって、個性です。

私のうつ病も、今では個性だと思っています。

人にはない、自分だけのオリジナルです。


そうやって考えたら、

コンプレックスも、病気も、障害も、

その人の『 個性 』として輝くんじゃない

でしょうか。

そうやって考えた方が、絶対人生楽しくなります。



真面目で何が悪い!

うつ病で何が悪い!

シングルマザーで何が悪い!


全部私の大切な個性だ!


一度きりの人生、開き直って楽しまなきゃ

損ですよね‼

逃げてもいいじゃん

嫌な事から逃げる。

それは負けるってこと。

自分が弱いって認めること。

絶対やだ。

負けたくない。弱いって思われたくない。

強い、すごいって思われたい。

だから私は絶対逃げない。



ずっとそう思ってました。

そしたら、眠れなくなりました。

夜中の3時に目が覚めて、それからずっと考える。

それが半年続いて.... 気付いたら、うつ病


うつを経験して、完治したわけじゃないけど

とりあえず普通の生活ができるようになった今、

逃げたっていいじゃん!って

思うようになりました。


これ、私の中ではものすごい変化です。


頑張るのは大事だけど、いつも頑張る必要はない。

ここぞって時に頑張ればいい。


それに、死にたくなるほどつらい事からは

逃げちゃっていいと私は思います。


夏休みの明けのこの時期、

子供の自殺が1年の中で一番多いそうです。

いじめられるから。勉強ができないから。

理由はいろいろありますが、

学校に行くくらいなら死んだ方がましって

思うんですね。


死にたいと思うほどつらいなら、

学校なんか行かなくていいんじゃないでしょうか。

逃げちゃえばいいじゃん!って伝えたい。

学校行かなくても、生きていけます。

人と違う人生は大変だけど

自分の努力次第で、なんとでもなります。


だから、絶対死んじゃだめ。

死ぬ勇気だけは持っちゃだめなんです。

いつか必ず、あの時死ななくてよかった、

生きててよかったって思える日が来ます。


ここで書いても伝わらないかもしれないけど

つらい事、苦しい事ばっかりで

死んじゃった方が楽って思ってる人とかが

もしいたら、

絶対死んじゃだめですよ!


仕事行かなくてもいいし、ひきこもってもいいし、

嫌な事からは逃げちゃっていいから。

なんとかなるから。

死んじゃったら、自分が損です。

どんな自分でもいいから、生きててください。

生きてるだけで、人には価値があるんだから。

何度も死のうとした私が言うんだから

間違いないです。


なんだか話がまとまりませんが...

とにかく、逃げることは悪いことじゃない!

長い人生、頑張ってばっかりじゃやってらんない

ですから!

まぁ、いつもいつも逃げてばっかりじゃ

だめですけどねー

運命なんて

運命って、信じますか?


私は信じません。

というか、大っ嫌いです。


人の運命は、生まれた時に決まってるって

聞いた事があります。

もっと言うと、生まれた日と名前で

性格や寿命まで決まっているそうです。


てことは、私達はすでに決まっている道を

ただ生きてるだけってことになりますよね。


じゃあ、私がうつになったのも、教師をやめたのも

離婚したのも、全部運命だからしょうがない

ってこと?


そんなの、悔しいです。


人の運命を決めるのは神様でしょうか?

神様だろうが何だろうが、

見たことも会ったこともない人に

自分の生き方を決められるなんて絶対いや。


私は、運命なんて変えてやります。

人は誰でも変える力がある、と私は思います。


自分の人生は自分で決める。

そうじゃないと、うまくいかなかった時

他人のせいにしちゃいますから。

いい事も悪い事も、自分の責任。

他人の言う事にのっかってるだけの人生なんて

全然楽しくないですからね。



今、自分が生きてるのって奇跡じゃないですか。

まず、生まれてきた事が奇跡。

自分の親が別の人と結婚してたら私はここに

いませんから。


そして、いろいろありながらも、なんとかここまで

生きてこられたことが奇跡。

たくさんの奇跡が積み重なって、今の私がいる。

もちろん私だけじゃありません。

世界中の人みんなもです。


なんかそう考えると、もったいなくて一生懸命

生きないと申し訳ないって気になります。

必ず明日が来るとは限らないから。


今日もまた新しい1日のスタートです。

ステキな日曜日になりますように!

支えるということ

拝啓、うつ病さま。



YOUです。



まだ結婚していた頃のこと。

元夫と二人でアパートに住んでいた時、

うつ状態が一番ひどかったです。


毎日、泣いているか怒っているかの

どちらかでした。


相手の仕事場がアパートから車で

2時間位かかる所だったので、

朝早くて夜は遅い生活でした。

そのため、必然的にアパートに一人でいる

時間が長く、周りに友達もいなかったので

毎日本当に寂しかったです。

週末は仕事は休みですが、

自分の趣味を優先させる人だったので、

泊まりで出掛けたりしていて、

いないことが多かったです。



正直に言うと、もっと一緒にいてほしかった。

どうして一緒にいてくれないの?

何度も何度も言いました。

でも、どうしようもできないって言われました。


突き放されたような感じがして

どこにも行き場のない感情が押し寄せてきました。

悲しみと怒りと、もうぐちゃぐちゃでした。

泣いても、怒っても、何を言っても

この人はこっちを向いてくれない。


アパートにいたのは2年弱くらいでしたが、

その間にうつの状態がかなり悪化しました。

今考えると、当然ですね。


でも、当時はしょうがないって思ってました。


私の体調が悪くて家事が出来ない時は

やってもらってたし、

ごはん作れないこともしょっちゅうありました。

病院の付き添いにも来てもらったし、

学校の方との連絡も全部やってくれた。

自分が出来ないことを全部やってもらってるから

仕方ないんだって思っていたんです。


そばにいてほしいと思うのは、

私のわがままなんだと。

私が我慢すればいいんだって。


頭では我慢しなきゃって考えるのに

気持ちは一緒にいてほしいと思ってる。

この葛藤が、苦しくて苦しくて....


苦しくて、わかってほしくて、包丁を持って

バスルームに立てこもったこともありました💦


泊まりでいない時、

眠れないし、寂しくてどうしようもなくなって

一晩中包丁で床を刺していたこともあります。


言い合いになって、夜中の3時にアパートを

飛び出したこともありました。

追い掛けて来てくれませんでしたけど。


いくらうつ病でどうしようもなかったとはいえ、

改めて書いてみると結構すごいことしてますね💦


いろいろありましたが、

結局一番わかってほしい人には

理解してもらえませんでした。


アパートにいた時期は、本当にどん底でした。

いい思い出が一つもありません。

その後、どうしようもなくなって実家に帰ります。

それからは、少しずつですが病状も良い方へ

向かっていきました。



病気を抱えている人、つらい思いをした人など

そういう人達の家族や周りの人は

関わり方が難しいと感じるかもしれません。


相手に寄り添う、支えになるというのは

口で言うほど簡単なことではありませんから。


これは私の考えですが、

何も特別なことはしなくていいと思います。

ただ、一緒にいる。相手の話を聞く。

それだけでいいんじゃないかと思います。


私は、自分の話を聞いてくれて

そうだねって言ってもらえた時

すごく安心しました。

この人は私の事をわかってくれるって思えたから。

相手がつらい時に共感するってすごく大事です。

それだけで、支えになるはずです。


もし、周りにつらい思いを抱えた人がいたら

頑張れって励ますのではなく

話を聞いて、そうだねって頷いてあげてください。


焦らず、あきらめず、一歩ずつ。


そうすればきっと

時間はかかるかもしれませんが、

いつか必ず一緒に笑える日が来ます。