天職だと思ったんだけどなぁ

最近、過食嘔吐のことばっかり書いてたので

仕事について書きます。

ずっと書きたいと思っていたことです。

前に、うつになって教師を辞めたと書きました。

まさか自分が教師を辞めることになるなんて

全く考えていませんでした。

家族や友達からも向いてるって言われてたし、

自分でも天職だと思ってましたから。

同期はみんな今もちゃんと先生やってます。

私だけがだめだった。

ものすごい劣等感です。

惨めで、情けなくて、みっともなくて、

もう生きて行けない…って思いました。

自分の人生終わったなって。

学校の職員室での最後の挨拶は、忘れられません。

本当は挨拶なんてできる状態ではなかったんですが、

校長先生に言われて渋々…って感じでやりました。

何を話したかは全然覚えてません。

緊張して心臓のドキドキがすごくて、もうとにかく

恥ずかしかった。

この場から早く消えたいって思ってました。

あの時の事は今でも時々夢に見ます。

もう二度としたくない体験です。

教師をやめて、今は全く違う仕事をしています。

もったいないと言われても、もう二度と教師には

戻りません。

やりがいのある立派な仕事だけど、

私には向いてなかったんだと思います。

そう思えるようになるまで、結構時間がかかりました。

自分の弱さを受け入れる事だったから

なかなか認められなかったんです。

でも一回認めちゃうと、生きていくのがすごく楽に

なりました。

私ってこんなに弱い人間だったんだなって思うと、

自分に期待しなくなる。

期待しないから、だめだった時にあんまり

落ち込まない。

仕事とかで予想外に出来が良かったりすると、

自分すごくない？ってちょっと思ったり。

前は、出来て当たり前。出来ないと、かなり落ち込む。

学校のトイレにこもって一人で泣いたり。

懐かしい…笑

あの時と比べたら、今はずいぶん図太くなったかな。

今になって思うのは、自分のやりたい仕事が

自分に向いているとは限らないっていう事。

例え向いてなくて途中で辞めちゃったとしても

落ち込む必要なんかない。

辞めたから自分はだめだなんて、そんな事は考えなく

ていい。

だって、他に向いてる仕事があるって事だから。

またそれを探せばいい。

きっと、自分にしか出来ない事がある。

私は転職して丸２年が経ちましたが、

今の仕事は楽しいし、やりがいもあります。

欲を言えば、もう少し給料が良ければなぁとは

思いますけど。

でも、この仕事をずっと続ける気はありません。

私は、私にしか出来ない事をやりたい。

うつや摂食障害を通しての自分の思いとか、

同じ病気で今も闘っている多くの人達に寄り添う事が

できるんじゃないか。

大した事はできないけど、私の経験を伝える事で

誰かの役に立てるかもしれない。

私自身、うつや摂食障害が治るきっかけが知りたくて

本やネットでいろいろ調べましたが、

そういう事ってあんまり載っていないんです。

悪口とかは書いてあるのに。

贅沢病とか我慢が足りないとか気合いで治せとか。

そんなんで治るなら誰も苦しまないっつーの。

この病気を知らない人達に、本当の怖さとか、

ちゃんと治療すれば必ず治る事を正確な情報として

広めたい。

精神疾患を持っていても、偏見のない社会になれば

いいなと思います。

そのためには、私自身が摂食障害を克服しなきゃ

いけないんですけどね。

いつか、そういう事ができたらいいなと思っています。