拝啓、うつ病さま。

うつ病。元教師。離婚。シングルマザー。摂食障害。すべて実話。

考えすぎ

自分の苦しみをわかってほしいとは思わない。


うつの時、私は世界で一番不幸だと思った。

その時の孤独を理解してほしいと思っても、そんなのは無理に決まってる。

それはどうしようもない。

なった人にしかわからないから。


私にはガンの人の苦しみはわからない。

手足が不自由な人の不便さもわからない。

だってしょうがないじゃん。

なった事ないんだから。


でもそれでいいんだ。

そんなもんなんだ。


どうしてわかってくれないんだろうって思った事もあったけど、わからなくて当たり前だったんだ。

わかってほしいと思うから苦しくなる。

いつだって自分を苦しめてたのは自分だったんだ。

自分の考え方ひとつで、プラスにもマイナスにもなる。

物事なんて見方次第で変わる、あやふやなものなんだ。


でも、いつだって良い方に考えられるわけじゃない。

気持ちが落ちちゃって、悪い方にしか考えられない時だってある。

それはそれでいい。

そんな時はとことん悩めばいい。

悪い方に考えるだけ考えて、ふと我に返る。

そんな風になるわけないじゃんって。


雨はいつか必ず止むし、

どんなに長い夜でも必ず夜明けが来る。

台風で大荒れになったとしても、過ぎたらきれいな青空が広がる。


良い事も悪い事も長くは続かない。

人生なんてそんなもんだ。



誰かが決めた枠に自分を無理やりはめる事なんてない。

はめようとするから苦しくなる。

自分は自分でいい。

今まで何度も書いたけど、結局はそこなんだ。

他人じゃない。自分なんだ。

そこさえしっかりしてればこわい事なんて何もない。

それを忘れて他人と比べるから迷うし、悩む。

自分の人生の主人公は自分しかいないのに。


何が好きで何が嫌いか、

何をしてる時が一番楽しいのか、

誰と一緒にいたいのか、

自分は本当はどうしたいのか。

それを探すために生きてるのかもしれない。

それさえ見つかれば幸せはもう目の前。

だって自分がしたい事をすればいいんだから。


でもそう簡単には見つからない。

見つかっても、やりたい事ができるとは限らない。

人生は、生きるっていうのは修行だ。

誰だっていろんなものを抱えて必死で生きてる。

なんでこんなにもどかしいんだろう。

自分らしくいるってなんて難しいんだろう。

苦しいんだろう。

でもこの苦しみは、きっと頑張ってる証拠なんだ。

一生懸命生きてるからつらいんだ。

きっとこれを乗り越えられたら、もっと輝ける。

輝きたいんだ、私は。