拝啓、うつ病さま。

うつ病。元教師。離婚。シングルマザー。摂食障害。すべて実話。

ヘタレでもいい

摂食障害 過食嘔吐

食べたい物を思いっきり食べて、

太りたくないから全部吐く


周りから見たら、ありえない行動かもしれない

贅沢病なんて言う人もいるらしい

食べたくても食べられない人だっているのに

自分でも思う 最低だって


人になんて言われても、今の私には必要なんだ

仕事して家事も育児もこなすために

普通に生活するために

わかってほしいなんて思わない

わかってもらえるわけないから誰にも話せない


それでもやっぱり治したい

あたりまえの事が私にはできない

普通に1日3食みんなと同じようにごはんが食べたい

普通に水が飲みたい

もう何年もちゃんと食べてない朝ごはんを

子供と一緒に食べたい

体重なんかにとらわれない自分になりたい

もっと自由に自分の人生を生きたい


小さい頃から食べる事が好きだった

食べたい物を食べたいだけ食べて太るとか体重とか

全く気にしてなかった

幸せだったなぁ

美味しいものは人を幸せにする

生きててよかったって思えたりもする

ほんのひと時でいいからその幸せに浸りたい

その後地獄があるってわかってても


これは私の考えだけど

摂食障害の本当の怖さって

体への負担だけじゃなくて

食べる事とか体重に縛られすぎて

自分の本当に大事なものが何なのか

わからなくなる事なんじゃないかと思う


私の場合

子供との時間が何よりも大切なのに

過食したいから早く寝なさいって怒ったり

自分の事ばっかりだ

母親なのに最低

怒った後は必ず自己嫌悪

なんで怒っちゃったんだろうって

子供に本当申し訳ない

こんなのがママで本当にごめん

ちゃんと治すね

時間はかかるけど 絶対治すから

治ったら一緒にごはん食べようね

もう少しだけ待っててね



今はまだ治療の途中

ちょっと良くなったと思ったら全然だめになったり

焦ったり 落ち込んだり

へこみすぎて仕事休んじゃったり

それでも必死にがむしゃらにやってる私

それが私の良さなんだ

ヘタレでもいい

弱くてもいい

それが私

必死に過食嘔吐と闘ってる自分

こんなヘタレでどうしようもない自分なんか

死んじゃえばいいのにって思ったりする時もあるけど

本当は 本当の私は 自分が好きなんだなぁ


どっかでずっと思ってた

私はこんなんじゃない もっとできるって

でも違った

こんなものだった

全然だめだめな人間だった

でもいいんだ

できなくてもいい

人に期待されないくらいでちょうどいい

できなくてあたりまえ

それでいいんだ



私を苦しめてたのは私自身だったんだなぁ

前にも書いたけど

私は強くなきゃだめ

私はしっかりしてなきゃだめ

私は完璧にやらなきゃだめ

私は人より優れてなきゃだめ

私は痩せてなきゃだめ

私はスタイルがよくなきゃだめ

私はずっと周りからすごいって言われたいって思ってた


だから疲れるんじゃん

ストレス溜まってあたりまえ

バカだなぁ

大したことない人間なのに

自分で自分にプレッシャーかけてどうする

もういいよ

周りの目とか言葉ばっかり気にして

自分の言いたい事もやりたい事も我慢するなんて

もったいない

人生損してる



あーなんか書いてたらバカらしくなったきた

もう食って太れ

体重なんか気にすんな

お前が太ったって誰も気にしないから


お前は変われる

前に進める


こんなに苦しんだんだから

もういい加減幸せになれ