拝啓、うつ病さま。

うつ病。元教師。離婚。シングルマザー。転職。すべて実話。

病気への偏見

うつだった時の話。


一番ひどい状態だった時、2週間に1度

病院に行ってました。

精神科の診察です。


前にも書きましたが、

私の主治医の先生はとてもいい人で

教師という仕事のこともよくわかってくれていた

ので信頼していました。


でも、そんなに信頼していた先生だったにも

関わらず、一時期ですが、診察室に入れない時が

ありました。


診察の一番最初に、

必ず「 ○○さん、 どうですか?」って

聞かれるんですが、

その質問に答えることができないんです。

何て答えればいいのか、わからない。

自分の状態を話すことができませんでした。


体調が悪いと予約していても

病院に行けなかったりしたんですが、

そういう時は、もっとひどいです。

「予約日に来れなかったみたいだけど、

どうしました?」って絶対聞かれる。

何て言えばいいんだろう...

医者からしたら当たり前のことを聞いている

だけなのですが、私にとっては恐怖の質問でした。


その質問がこわくて、答える自信がなくて

診察室に入れませんでした。

元夫の付き添いで病院には行けるんですが、

主治医と話すのは元夫だけ。

私は待合室で待っていました。


今考えると、なんであんな事してたんだろうって

思いますけど、当時は本当にどうしたらいいか

わかりませんでした。



一番うつがひどかった時の私は、

アパートでずっとひきこもり状態。

ごはんも作れない、掃除もできない、

なんとか洗濯機だけは回して洗濯物を干すのが

やっとって感じでした。


夜は、元夫が寝た後、こっそりアパートを

抜け出して、学校まで一人でドライブ。

もちろん中には入れませんけど、

校門まで行って泣きながら帰る...というのが

いつものお決まりのコースでした。


私はもうここには戻ってこれないんだっていう

どうしようもない絶望感っていうんでしょうか。

どうしようもない思いを抱えてアパートに帰る、

という感じでした。


でも、そんなにつらいなら学校に行かなきゃいい

のにって思いますよね。


さっきの病院での事もそうですが、

どうしてあんな事してたんだろうって今になって

思うことが結構あるんです。


たぶん、それがうつ病なんだと思います。


うつ病は心の病気だと思っている人も

多いかもしれませんが、

脳の神経に送られる伝達物質の働きが悪くなる

ことが原因の脳の病気とも言われているそうです。

もちろんストレスも大きな原因の一つですが。


自分がうつになってすごく感じたのは、

うつ病に対する偏見です。

うつ病になる=心が弱い と思ってる人が

まだまだたくさんいます。

でも、そうじゃないんです。

ちょっとしたきっかけで、誰でもかかる病気

なんです。

他の病気と同じようにきちんと治療すれば

良くなるんです。


私は職場の上司から、うつ病になったことを

『 人生の中の大きな失敗 』と言われました。

他の病気だったら、こんな事言うでしょうか。


今の日本の社会では、うつ病などの精神疾患

かかったら間違いなく出世コースから外されます。


まだまだうつに対する偏見は無くなりません。

うつになっても、病気と上手く付き合いながら

仕事だって何だって出来るのに。


私はうつになりましたが、とりあえず治って

今のところ元気に生活しています。

小さな一歩ですが、

うつになったってやれるんだぞ!っていう所を

いろんな人に見せたい。

そのために、このブログを書いています。


正しい知識は、人を救います。

どうか精神疾患に限らず、病気と闘う人達への

偏見が少しでも無くなりますように。


人にやさしい、世の中になりますように。