つわりとの闘い②
拝啓、うつ病さま。
YOUです。
前回の続きを書きます。
私が検診で通っていた病院には
つわりが重い人があまりいなかったようで、
こんなにつわりが長引くのが信じられなかった
みたいでした。
私がうつ病を患っていたこともあり、
摂食障害ではないかと思われていました。
一度、精神科の先生に相談してくるように言われて
受診したこともありました。
でも実際は、無理に吐いていたわけではないので
精神科の先生もどうすることもできず....
吐き気止めの薬と栄養剤をもらっただけでした。
摂食障害と疑われたこともショックでしたが、
妊娠中一番つらかったのは、
私が吐いてしまうせいで
お腹の中の赤ちゃんが育たなかったことです。
妊娠7ヶ月に入ったある日、
いつものように定期検診に行くと
『 赤ちゃんが育っていません 』
と言われてしまいました。
それまでもずっと、
『 ちょっと小さめだね 』
とは言われていましたが、
その時は前回の検診と比べても
大きさがほとんど変わっていませんでした。
私はもう呆然としてしまって...
今にも泣き出しそうでした。
診察室を出て、助産師さんから
食事のことで指導を受けたのですが
頭の中では、
『 このまま育たなかったらどうしよう 』
『 死んじゃったらどうしよう 』
悪い事ばっかり考えて、号泣してしまいました。
正直言って、
食べてくださいと言われても
食べても吐いちゃうんだからしょうがないでしょ!
って、ずっと思っていました。
医者ってわかってくれないんですよね。
その日帰ってから私はネットで
赤ちゃんが大きくなる方法を調べまくりました。
『 食べたら身体の左側を下にして寝る 』とか、
『 パイナップルを食べると大きくなる』など
本当か?!と思ってしまうような事も
とりあえずやってみました。
とにかく必死でした。
そのかいあってか、
次の検診では大きくなってくれていたんです。
ほっとしました、本当に。
妊娠の週数からみたら
まだまだ小さかったんですが、
とりあえずひと安心。
ですが、相変わらず食べたら吐いてしまうので
根本的な問題は何も解決されません。
当たり前ですが、毎日吐いているので体重は激減。
妊娠前から10㎏減りました。
普通はつわりで痩せても、
その後体重は増えるものですが
私の場合はどんどん減る一方でした。
病院ですれ違う人が振り向く程
ガリガリに痩せてしまいました。
まさに、骨と皮だけの鶏ガラ状態。
普通に生活するのが精一杯でした。
買い物も長時間は無理。
お風呂は息切れしながら入ってました。
とにかく体力がなくなってしまい、
これで本当に出産できるのかと不安でした。
うつ病もつらかったですが、
つわりも本当につらかったです.....
つわりで苦しむ中、唯一救いだったのは
家族が理解してくれたこと。
つわりで苦しむ人達の中には
家族に分かってもらえないことがつらい
という人が結構いるそうです。
そりゃそうですよね。
つわりがそんなにつらいはずないとか、
怠けてるだけだとか、
そんなこと家族から言われたら
ショックですよね。
私の場合は、
特に母がよく理解してくれて
話を聞いてくれたので助かりました。
もうやだー!!って何度も思いましたが、
何とか乗り越えられたのは
母がいてくれたからだと思います。
つわりとの闘いは、次回に続きます。
次回でラストかな?