拝啓、うつ病さま。

うつ病。元教師。離婚。シングルマザー。摂食障害。すべて実話。

親友

拝啓、うつ病さま。



YOUです。


あなたと出会った時、

私は教師をしていました。


ある日突然、学校に行けなくなって

『 教師として、自分は終わった 』

と思いました。



病院へ行き、診断書をもらって

とりあえず1ヵ月休むことになりましたが

休んでいる間、

子ども達や先生方に申し訳ない気持ちでいっぱいで

毎日、自分を責めていました。



やっと夢だった教師になれたのに

両親もあんなに喜んでくれていたのに

どうして私はもっと頑張れなかったんだろう

そんなことばっかり考えて、

一人で落ち込んでいました





病院は2週間に1度、

30分くらいの診察でしたが、

毎回嫌でした。


『 どうですか? 』って

必ず聞かれるんですけど、

何て答えればいいのかわからず....

本当に困りました。



うつになって

人と会話をしたり、

自分の気持ちを相手に伝える

という普段は当たり前にしている事が

出来なくなってしまったんです。




友達から電話があっても出られないし、

メールも返信ができませんでした。


何を話したらいいのか本当にわからないんです。



自分ではどうしようもないのですが、

理解してくれる人ばかりではなく

離れていった友達もいました。


うつになって失ったものの1つです。



友達は減りましたが

今は私のことを本気で心配してくれる、

親友がいます。


たまにしか連絡も取り合ったりしないし、

滅多に会いません。

結婚して家庭がありますから。



それでも、不思議なことに

久しぶりに会っても

久しぶりって感じがしないんですよね。


しかも、私だけがそう感じるわけではなく

相手も同じように思うそうです。


離れて暮らしていても、

そばにいて支えてもらってる。

彼女達の存在がどれだけ有り難いか。



うつ病さま。


あなたに出会わなければ、

きっと一生気付かなかったと思います。



私の大事な親友達、ありがとう。