拝啓、うつ病さま。

うつ病。元教師。離婚。シングルマザー。摂食障害。すべて実話。

突然の...

つい最近の事です。

突然、家族が病気になりました。

うつ病とかそういうものではないんですが、

ストレスが原因の病気らしいです。

とても心配です。


昔から、本人も周りもストレスとは無縁って感じの

タイプだと思っていましたが、

本人も気付かないうちにかなりのストレスが

溜まっていたようです。

私にもストレスがあったんだなーなんて

言ってましたから。

本当に突然の事だったので、びっくりしました。



人生、何があるかわかりません。本当に。

明日も普通に生活ができる保障なんてどこにも

ないです。

突然病気になるかもしれないし、事故に遭うかも

しれません。

どんなに偉い人でも、お金持ちでも、いい人も、

悪い人も、それは変わりません。

平等です。


私達は、何か起きてからでないと

普通の有り難さに気付きません。


普通って、宝物だと思います。

私もうつになって、しみじみ思いました。

当たり前の日常って幸せだなぁって。


ありきたりな言葉ですが、

大切な人と過ごす一日一日は

本当にかけがえのないものです。

ずっと続くわけじゃない。

だからこそ、今しかないこの瞬間をもっと大切に

しなきゃと思います。

そして、今よりも毎日を大切にできたら

人生はもっと輝くはずです。


限りある人生、命です。

ありったけの力で輝かせましょう。

それができるかどうかは、自分次第です。

試練

神様は、乗り越えられる人だけに試練を与える

そうです。


私のうつ病も離婚も摂食障害も、

私なら乗り越えられると思って与えた試練

なんでしょうか。


神様もかなり意地悪ですね。


ちょっとだけ弱音を言うと

なんで私ばっかり...って思います。


うつになんかなりたくなかった

教師を辞めたくなかった

シングルマザーつらい

体重なんか気にしないで普通にごはんが食べたい

普通に水が飲みたい



生きてたってつらい事ばっかり。

頑張ったって報われない。

いい事なんかない。

こんなに苦しい思いをしながら生きていかなきゃ

いけないなんて、やってらんない!

って思ってます。



でも、どんなにつらくても苦しくても

人は生きなきゃいけない。

というか、生きていけるはずです。

どんな人生でも。


過ぎてしまったことはどうしようもない。

あの時こうしていたらって

いまだに後悔することもありますが、

どんなに強く願っても時間は戻せません。

前にも書きましたが、過去は変えられませんから。


人生は長いです。

休んでも、寄り道しても、遠回りしても

私はいいと思います。

それが、いずれ自分の糧になります。

人生に無駄な事なんてありませんから。


私は今、自分が理想としていたのとは

全く違う人生を生きています。

自分はなんてだめな人間なんだろうって

落ち込むこともたくさんあります。

でも、それでも、生きててよかったって

思える瞬間があります。

人生の中でいい事なんてほんのちょっとです。

つらい事の方がずっとずっと多い。

それでも、あー生きててよかった!って

心から思える瞬間があるから、

人は生きていけるんだと思います。


そして、生まれ変わってもまたこの人生を生きたい

と心から思えるようになりたい。


そう思える自分になるために、

毎日必死で生きていこうと思います。



















希望

『 その時の出会いが人生を変えることがある 』

高校を卒業する時に、信頼していた先生が

卒業アルバムに書いてくれた言葉です。

その時はそんなに気にとめていませんでしたが、

最近つくづくその通りだなぁと思うことが

ありました。


実は今週、仕事を半日休んで病院に行きました。

精神科です。

と言っても、以前通っていた病院ではなく

全く別のところです。

摂食障害のこと、あとは最近寒くなってきて

気持ちが下がり気味だったので、

早めに手を打っておいた方がいいと思って。


行こうかどうしようかすごく迷ったんですけどね。

行ってもちゃんと話を聞いてもらえるか

わからないし、

精神科は特に先生と合う、合わないがはっきり

分かれると個人的に思っているので、

合わなかったら行っても無駄だなぁと。

でも、合わなかったらもう行かなきゃいいだけだし

とりあえず自分の気持ちと今の現状を話してみよう

って思いました。

というか、聞いてほしくてしょうがなかった

んです。


とはいっても、正直言って、全く期待して

いませんでした。

ずっと通っていた病院の先生でさえ

わかってくれませんでしたから。


でも診察を受けてみたら、穏やかでよく話を聞いて

くれるとってもいい先生だったんです!


太るのがこわい事、水分が摂れない事、

体重が気になって何度も体重計に乗ってしまう事、

もう10年以上ちゃんとした食生活ができない事...

とりあえず一通り、自分が話したい事は

言えました。


ものすごく、心が軽くなりました。

一番うれしかったのは、いきなりちゃんと

食べようとしなくていいって言われた事です。

いきなりやろうと思っても無理だし、

逆にストレスになるから。

出来る事からやっていきましょうと。


まず、体重を測る回数を減らす事。

休日も平日と同じように1日2回にしましょう。

あとは、水分を摂ることを怖がらない。

今は必要以上に水分を制限しているから、

飲み始めると一時的にむくんだように感じるかも

しれないけど、必要ない水分は体が勝手に排出

してくれるから心配しなくて大丈夫だって。

最初は1日500mlから始めましょうとの事でした。

あとは、今の体の状態をみるために血液検査を

しました。

検査の結果がちょっと心配ですが...


今度の先生は、私自身の体の状態を

とても気にしてくれます。

前の病院ではそういう事は全くなかったので。


また、今の私はちゃんと食べなきゃいけないと

頭ではわかっていても、気持ちが追いついて

いかない状態なので、私自身の意識を少しずつ

変えていく作業をするそうです。

体重にとらわれない自分を取り戻すために。


初めてだったので、診察は1時間以上

かかりました。

それでも、丁寧に私の話を聞いてくれた先生には

感謝しかありません。



人との「縁」って不思議なものですよね。

誰かのたった一言で、勇気づけられたり、

前に進もうって思えたりする。


この先生に出会って、希望が持てました。

たった1回の診察で大袈裟だって思われるかも

しれません。

でも、治せるかもしれないって、思ったんです。


まだまだこれから長い道のりです。

それでも、あきらめず一歩ずつ進んで行きたい。

そう思わせてくれる出会いでした。

葛藤中...

前回、ちゃんと三食ごはんを食べると

ここで宣言しましたが、

実は今までも自分でなんとかしなきゃと思って

病院に通った時期がありました。

うつ病だった時に通院した精神科です。

自分は絶対病気だと、摂食障害だと思ったので。

信頼していた主治医の先生に全部話しました。

ごはんが食べられないこと。

太るのがとにかく怖いこと。

体重が気になってどうしようもないこと。

話したんですけどね....

わかってもらえませんでした。

わかってくれてたのかもしれないけど、

私にはそう思えませんでした。


お子さんがいるのに、何やってるのって

言われたんです。

普通に考えたら、その通りです。

ごもっともです。

でも、突き放されたように感じてしまって。


自分ではどうしようもなくて病院に行ったのに...

精神科の先生にも理解してもらえないんだって

思いました。

ショックでしたね。


診察で言われたのは、

体重を測るのは週1回にすること。

とにかく三食きちんとごはんを食べること。

この2つでした。

治すにはそれしかないって。


でも、それが出来たらこんな事にはなってないん

だけど....

病院に行けばなんとかなるかもしれないって

思っていた自分が甘かった。


その後何回か通院して、食事がどのくらい

摂れているかその時の状況を話したりしましたが、

結局何も変わりませんでした。

次の診察の予約を入れることもなかったので

なんとなく行かなくなって、一年以上経ちます。


私が気にしすぎなのかもしれません。

先生にとっては何気ない一言だったのかも

しれない。

でもその一言こそ、相手の本音だったりする。

そう思うと、自分の気持ちを話せなくなって

しまって。


結局、この病気は自分で治すしかない。

太りたくない自分と、

普通にごはんを食べたいと思う自分。

毎日毎日、ものすごい葛藤なんです。

もう別に太ってもいいんじゃん?って思うけど

まだ、自分の心の一番深い部分では痩せてなきゃ

だめでしょって思ってる。


先週、ごはんを食べるって決意してから今日まで、

ちゃんと食べたのは1日です。

たった1日。

でも、大きな一歩だと思ってます。

ここで諦めるわけにはいかないから。


自分を変える!


今も葛藤してます。

負けるな、自分!

決意

私は普通にごはんが食べられません。

前にも書きましたが、もう10年以上になります。


太ることが何より怖い。

自分でも異常だと思います。


最低でも一日に4回は体重計に乗ります。

これは平日なので少ない方です。

休みの日は10回以上乗ってます。

100gでも減ってたらうれしいし、

逆に増えてたらものすごくへこみます。


それから、飲み物が飲めません。

カロリーのない水やお茶でさえです。

理由は、飲んだ分確実に体重が増えるから。

せいぜい口を湿らせる程度、もしくはうがいで

乗り切ります。


何か食べたら、体重を測りたくて

たまらなくなります。

でも仕事中はそんな事できないので、

なんとなくこれぐらい増えてるかな?と

自分で予想します。

帰宅して体重測って、自分の予想より軽いと

よっしゃ!って感じ。

予想より増えてると、はぁ...まじか....泣


嘘だと思いますか?

全部本当ですよ。

毎日毎日こんな感じです。

普通じゃないです。完全に病気。


私からしたら

どうして普通に三食ごはんが食べられるのか、

体重を測らないでいられるのか、

本当に不思議です。

怖くないの?って思います。



でも、もう疲れました。

たった100gに一喜一憂する毎日。

もう諦めてもいいかなって。

普通に三食ごはんを食べて、それで太っても

別にいいかな。

太る怖さより、体重ばっかり気にしてることに

疲れちゃった。

本当に、嫌になったんです。


だから、もうこんな生活やめます。

明日から、ちゃんとごはん食べます。


みなさんにとっては普通の事ですが

私にとってはものすごく勇気がいることです。


正直に言っちゃうと

本当はものすごく怖い

太りたくない

体重計乗って増えてる時のあの感じ

気持ちがものすごくどーんと重くなる感じが

本っ当に嫌だ

怖い

怖くてしょうがない



でも、今回こそは本当にやるって決めた

自分の人生を変えられるのは自分しかいないから

どうしようもなく怖いけど、ごはん食べます

本当は太りたくないんだけど、

でもたとえ太ったとしても

この生活から抜け出したい

体重にばっかりとらわれてる自分を変えたい


これが私の決意です

今の私は

教師だった時の私は

人の目ばっかり気にしていました。


自分がどう見られているか。

人と比べて自分はどうか。

出来ない人間だと思われたくない。

人に嫌われるのが怖い。

だから、自分の思ったことも言えない。


以前の私はこんなんじゃなかったのに、

いつからこうなってしまったんだろう....


仕事でもプライベートでもそんな風に

思っていました。

例えそれが親でも、仲の良い友達でも、

当時付き合っていた元夫でも、

やっぱり顔色を気にしていました。


そんな事ばっかりだったから、

毎日すごく疲れてしまって。

常に変なところに神経をつかってる感じでした。



今は、そんなに気にしなくなったかなーと

思います。

うつになったからというのもあると思いますが、

歳をとって図太くなったからかもしれません。

歳をとるのもいいものですね。

今の方がずっと生きやすいです。


うつになって教師をやめて、

もったいないとか失敗だとか人にいろいろ

言われてるのも知ってます。

周りから見たら、私は完全に負け組なんでしょう。

でも、そんなの人が勝手に思うだけで

私には関係ないです。


人にどう見られているかより

自分がどうありたいかを考える。

嫌われるのをこわがっていたら何もできません。

世の中の人みんなに好かれようなんて

無理ですから。



人生は勝ち負けじゃありません。

人が決めた幸せが自分の幸せではないんです。

大事なのは自分が幸せだと感じるられるかどうか。

だから私は私の決めた道を歩いて行くだけです。



前にテレビで、病気は神様からのプレゼントって

たことがあります。

ひょっとして、私のうつ病

人の目ばかり気にして生きずらそうにしていた

私へのプレゼントだったのかもしれないと

思うようになりました。

だからってうつになってよかったとは

まだ思えませんけど。



私を負け組だと思ってる人達を

いつか見返してやるぞ!って思いながら

また明日から頑張ります。

病気への偏見

うつだった時の話。


一番ひどい状態だった時、2週間に1度

病院に行ってました。

精神科の診察です。


前にも書きましたが、

私の主治医の先生はとてもいい人で

教師という仕事のこともよくわかってくれていた

ので信頼していました。


でも、そんなに信頼していた先生だったにも

関わらず、一時期ですが、診察室に入れない時が

ありました。


診察の一番最初に、

必ず「 ○○さん、 どうですか?」って

聞かれるんですが、

その質問に答えることができないんです。

何て答えればいいのか、わからない。

自分の状態を話すことができませんでした。


体調が悪いと予約していても

病院に行けなかったりしたんですが、

そういう時は、もっとひどいです。

「予約日に来れなかったみたいだけど、

どうしました?」って絶対聞かれる。

何て言えばいいんだろう...

医者からしたら当たり前のことを聞いている

だけなのですが、私にとっては恐怖の質問でした。


その質問がこわくて、答える自信がなくて

診察室に入れませんでした。

元夫の付き添いで病院には行けるんですが、

主治医と話すのは元夫だけ。

私は待合室で待っていました。


今考えると、なんであんな事してたんだろうって

思いますけど、当時は本当にどうしたらいいか

わかりませんでした。



一番うつがひどかった時の私は、

アパートでずっとひきこもり状態。

ごはんも作れない、掃除もできない、

なんとか洗濯機だけは回して洗濯物を干すのが

やっとって感じでした。


夜は、元夫が寝た後、こっそりアパートを

抜け出して、学校まで一人でドライブ。

もちろん中には入れませんけど、

校門まで行って泣きながら帰る...というのが

いつものお決まりのコースでした。


私はもうここには戻ってこれないんだっていう

どうしようもない絶望感っていうんでしょうか。

どうしようもない思いを抱えてアパートに帰る、

という感じでした。


でも、そんなにつらいなら学校に行かなきゃいい

のにって思いますよね。


さっきの病院での事もそうですが、

どうしてあんな事してたんだろうって今になって

思うことが結構あるんです。


たぶん、それがうつ病なんだと思います。


うつ病は心の病気だと思っている人も

多いかもしれませんが、

脳の神経に送られる伝達物質の働きが悪くなる

ことが原因の脳の病気とも言われているそうです。

もちろんストレスも大きな原因の一つですが。


自分がうつになってすごく感じたのは、

うつ病に対する偏見です。

うつ病になる=心が弱い と思ってる人が

まだまだたくさんいます。

でも、そうじゃないんです。

ちょっとしたきっかけで、誰でもかかる病気

なんです。

他の病気と同じようにきちんと治療すれば

良くなるんです。


私は職場の上司から、うつ病になったことを

『 人生の中の大きな失敗 』と言われました。

他の病気だったら、こんな事言うでしょうか。


今の日本の社会では、うつ病などの精神疾患

かかったら間違いなく出世コースから外されます。


まだまだうつに対する偏見は無くなりません。

うつになっても、病気と上手く付き合いながら

仕事だって何だって出来るのに。


私はうつになりましたが、とりあえず治って

今のところ元気に生活しています。

小さな一歩ですが、

うつになったってやれるんだぞ!っていう所を

いろんな人に見せたい。

そのために、このブログを書いています。


正しい知識は、人を救います。

どうか精神疾患に限らず、病気と闘う人達への

偏見が少しでも無くなりますように。


人にやさしい、世の中になりますように。